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FAQ

プランを考える
8、家を建てる人は、どんな大きさの住宅をいくらで建てているんでしょうか?

A、「平成15年度住宅金融公庫 (現 住宅金融支援機構) 個人住宅規模規格等調査」によりますと、住宅面積は133.5㎡;。建築総工事費は2,390万円というのが全国平均です。5年前、10年前と比較してみます。

  平成15年度 平成10年度 平成5年度
           (5年前)  (10年前)
敷地面積 272.1㎡; 272.2㎡; 278.6㎡;
住宅面積 135.5㎡; 142.4㎡; 138.3㎡;
1人当たり面積 41.5㎡; 39.7㎡; 36.6㎡;
建築総工事費(*1) 2,390万円 2,533万円 2,383万円
工期の平均 107.7日 119.5日 121.2日
省エネルギー住宅(*2) 68.6% 48.7% 13.2%
バリアフリー住宅(*2) 65.0% 33.8% 1.0%

(*1) 建築総工事費とは、本体工事・付帯工事・設計料など建築にかかる一切の費用です。引越し費用・登記費用・税金など直接工事に関係しないその他費用は入りません。
(*2) それぞれ「基準金利適用住宅」及び「工事割増」を利用した住宅の割合です。

 敷地面積については、地域によって差があります。3大都市圏の平均は223.08㎡;で、その他の地域の平均310.24㎡;と大きな差です。
 それに比べ住宅面積はあまり差がありません。それでも、3大都市圏はその他の地域に比べると、およそ5㎡;小さくなります。また、一人当たり面積がだんだん大きくなってきていることは注目されます。
 これに比べ、建築総工事費は、3大都市圏では、2,522.02万円。その他の地域では、2,287.01万円と約235万円も安くなっています。一般物価の高いところは建築費も高い傾向があるようです。
 省エネルギーとかバリアフリーへの対策についていえば、急速に普及し始めていることがお分かりでしょう。人と地球に優しい住宅をぜひ計画してください。
 
 詳しい内容は住宅金融公庫 (現 住宅金融支援機構) のページへ
 http://www.jyukou.go.jp/chisiki/chosa/kibo15.html

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7、バリアフリー対策を考えたいのですが。

A、バリアフリー対策は、ハンディキャップの種類や程度、希望する生活の形などによって異なります。ですからどんな場合でも通用する対策はないともいえます。ここでは一般的な2つのポイントについてご紹介します。実際のプランを考えるに当たっては、建築士など専門家によく相談してください。

1、間取りの考え方
まず、むやみに細かく仕切らないことです。仕切る際も、取り外しを想定した間仕切壁にしたり、建具を引き戸形式にすると融通が利きます。引き戸形式の建具は、扉の軌跡が人の動作を妨げない利点もあります。
また、居室と玄関や水廻りとのつながり方を良く考えることが大切です。原則として、日常的に生活する部屋は、階段を使わないようワンフロアに配置するように考えますが、そのために住み手の年齢や状況にあわせて部屋の使い方を変えるなど、部屋同士の使いまわしを想定した工夫も有効です。通路や水廻りでは、必要に応じて手摺等が取り付けられるよう、下地の補強をしておきましょう。


2、段差の考え方
家の中から段差をなくすことにより、つまずいて転ぶ機会を少なくする、車椅子での移動を楽にするというメリットが得られます。但し、段差を設ける事にもメリットはあります。洋室と和室の段差をあえて高くすれば、座りながら和室に移動することができますし、緩やかな階段を日常的に昇り降りすることによって運動機能を保つ人もいます。
「バリアフリー = 段差の解消」と決めつけず、意味のない2、3センチの段差をなくし、意味のある段差は積極的に活かすという柔軟な考えを持つ事も大切です。

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6、敷地によって、建物を建てるのに規制や制限があるのですか?

A、敷地には建築基準法や都市計画法といった法律や市町村の条例などにより住宅を建てられない土地があったり、建てられても様々な制限をうけます。知っておきたい法規のポイントをお伝えします。しかし、実際には、依頼先などの専門家にしっかりした「敷地調査」を頼んで調べてもらうことと、それに伴った説明を聞きましょう。また、建築計画に先立って、土地購入をするときは、物件の重要事項説明の中にこれらのことは含まれていますので、よく把握しておきましょう。

1、住宅を建てられない地域。
計画的な都市づくりを進めるため、都市計画法という法律があり、この法律にもとづいて都市計画区域と呼ばれるエリアが定められています。都市計画区域内の工業専用地域、都市計画区域外で農地法などの法律による規制がある場合、住宅は建てられない場合もあります。また、市街地調整区域内では、やはり原則として建てることができません。


2、敷地と道路の関係。
基本的に道路に接していない敷地には住宅は建てられません。この場合の道路とは建築基準法上の道路と認められたものを指し4m以上の幅員のあるものをいいます。それらの道路に敷地は、原則として2m以上接していなければなりません。ただし、場合によっては、以上の状況でなくても建てられる場合がありますから専門家によく相談しましょう。


3、広さや高さに対しての制限。
敷地の中で建てられる建物の大きさは決められています。また、建物の高さについても、いろいろな規制があります。これらの取り決めは地域別に規制されています。地域は、住居系、商業系などがありますが、大まかには住居系の地域では良い住環境を保つため高さ、大きさとも規制が厳しく、商業、工業系では土地をより有効活用出来るよう規制は緩やかになっています。

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5、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせられる間取りってどのようなもの?

A、家族が増える、あるいは減る、自宅で仕事をする・・・。その時になって、急に増改築をしようと思ってもスペースがない、構造的に難しい、法的に無理!なんてこともあります。それではどうしたら良いのでしょうか?

1、将来の増改築計画を新築時に。
間取りを考えるときには今のことだけではなく将来のことも考えておきましょう。その住まいで生活する人の構成がどうなるのか。それらの人々が、どんなライフスタイルを持っているのかを想定して、前もって増改築計画を立てておけば、いざそのときにあわてなくてすみます。将来の間取りの変更が可能なように、あらかじめ、構造を強くしておくということです。


2、大空間を作り、簡易に間仕切る。
また、柱や壁の少ない大空間を作っておき、必要に応じて仕切るという方法もあります。この場合、壁の代わりに可動間仕切りや家具を使って仕切ることも可能です。
《参考》SI住宅を考える。
 建築物を支える骨組みとも言える構造体部分(スケルトン)と、設備・間仕切りなど住宅内部(インフィル)を分けて住まいを作るという考え方です。また、設備などについての更新も事前に考慮しておきます。この考え方で住まいを作っておくと、家族構成やライフスタイルの変化に応じて間仕切りを取り払ったり移動したりすることができ、永く快適に住み続けることができます。

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4、限られた敷地の中で、日当り、風通しなど快適な住まいづくりはどのようにしたらよいでしょうか?

A、都市部の小さな敷地では、隣地等の影響で必ずしも南側からの日当りがとれません。また、建物同士の隙間が狭いと風通しも期待できません。このような条件の中でどのようにして採光、通風を確保していけばよいのでしょうか。採光の目的や効果を考えたり、間取りや空間の考え方で解決できる方法もあります。いくつかのポイントを紹介します。

1、南側の採光 (南側の開口部、庭) にこだわりすぎない。
日本では一般的に、南からの採光が重視されていますが、東からの午前中の光も、やわらかく・さわやかで気持ちの良いものです。また、北側の採光は、安定した光環境を作り出し、書斎などに向いていますし、光を背負って見る庭は美しいものです。


2、外部空間の取り方を工夫する。
アプローチ・駐車スペース・庭・テラスなどの外部空間の取り方を工夫します。それぞれのスペースを複合的に配置し、なるべく広い空地を確保しましょう。また、立体的にも連続させて配置し、縦方向に広がりのある外部空間を確保します。


3、リビングダイニングを上階に。
庭とつながったリビングダイニングは気持ちがよいものですが、隣家の建物が迫っていれば、とくに冬場は日影が多い庭になってしまいます。足腰の弱い人がいるときはそれなりの対策が必要ですが、家族が集まるリビングダイニングを思い切って上階にするのも方法です。


4、つながりある内部空間を工夫する。
各部屋は独立性を高めるより、視線をカットする程度に仕切り、立体的につながりのある内部空間により、採光・通風を確保することも有効です。


5、採光の取方を工夫する。
上階にリビングダイニングを持っていけないときは、吹抜けを考えたり、高窓、天窓を設け、採光・通風を確保することも検討してみましょう。

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3、限られたスペースの中で、使い勝手のよい空間にしたいのだけれど、どのようなことに気をつければよいのですか?

A、待望の我が家が完成し、いざ住んでみると思いのほか使い勝手が悪い、ということだけは避けたいものですね。あれこれ想像しながら、間取りを検討するのは楽しいものです。ここでは、「動線」「スペース」「もの」の3点から考えて見ましょう。これをしっかり整理することで使い勝手のよい空間に近づくことができるでしょう。

1、住まいの動線を考えてみましょう。
まず、家族ひとりひとりが一日の中でどのように移動しているか振り返ってみましょう。とくに家事を行う場合の時間帯と動きは重要です。例えば、主婦であるあなたが、どんな動きをしているかちょっと考えてみましょう。また、会社や学校へ行くあわただしい朝の家族の動線はどうなっていますか。


2、いつどんなことをするスペースが欲しいですか。
初めから「○LDKは必要」という固定観念を持ってしまうのではなく、家族のだれが、いつ、どんなことをする場が欲しいのかをまとめてみましょう。整理してみることで、一つの部屋を時間帯によって使い分ける、使い勝手にあわせて間仕切るなどの対応で事足りることが結構見つかります。
できれば『住まいづくりノート』(*)を作り、1)と合わせて、家族ひとりひとりの家での過ごし方をまとめておくとよいでしょう。


3、住まいの中にある「もの」を把握しましょう。
住まいの中には食器や衣服・書籍など、毎日使うものから年に1回しか使わないものまで、いろいろなものがあり、どこかにしまわなければなりません。まずはどんなものがどれくらいあるのか、それはどこで、どのぐらいの頻度で使うものなのかをリストアップしてみましょう。リストを作成することで必要な収納の全体量を把握し、どこにどれだけの収納スペースを作ればよいかの参考にすることができます。
*『住まいづくりノート』とは…
どんなものでもよいので、住まいづくりのことを記録するためのノートを用意して、『住まいづくりノート』と名づけ、ご自分の住まいに関わることを記録したり、細かなことも書き込んだりしてまとめておくと、依頼先との打合せなどに非常に役にたちます。

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2、家族みんなの希望がいろいろあるのですが、どのようにまとめていけばよいのですか?

A、家族ひとりひとりが抱いている夢は個々に違うかもしれませんが、せっかくの新しい住まい、家族みんなが快適にここちよく暮らすことのできる家を実現したいものですね。そのためには、いろいろな準備作業があります。現在の暮らしを振り返ることや、家族の話し合いなどは、希望をまとめてゆく上で必要なことです。具体的な整理の方法を紹介します。

1、いまの暮らしを振り返ってみましょう。
まずは家族ひとりひとりが自分の要望をある程度整理してみることが必要です。現在の住まいの中で、気に入っていること、残したいところなどプラスの部分と、困っていること、不便なところなどマイナスの部分を個々に書き出してみましょう。次に新しい住まいでどんな時間を過ごすのかを想像しながら、新しい家に望むことを書き出してみます。気に入った住宅事例写真やインテリア写真の切り抜きなどを集めておいてもよいでしょう。
『住まいづくりノート』(*)を1冊作って、交換日記のように家族で順番に書き込んでいくという方法もあります。


2、家族会議を開きましょう。
1)のステップで、家族ひとりひとりの希望が出揃ったら、家族会議を開きましょう。会議と言っても堅苦しく議論を戦わせるのではなく、新しい住まいづくりを家族みんなのものとして考えるためのおしゃべりタイムと考えてください。みんなの希望が一致しているように思えることも、いろいろ話してみると微妙に違っていることがあります。正反対の希望も、家族みんなで話し合うことで解決策が見えてくる場合もあります。たとえ解決できなくても、依頼先に相談する必要があるポイントがはっきりします。
また、『住まいづくりノート』(*)に家族会議を記録していくと、依頼先に家族の希望内容とそこに至る経緯を伝えることができます。


3、頼りになる依頼先を見つけましょう。
どうしても家族の希望がまとまらない場合は、依頼先に相談してみましょう。豊富な経験やアイデアで、プロならではの解決策を提示してもらえるでしょう。
もちろん、家族の好みや意見をしっかり把握して希望の住まいを実現してくれるような、また、相談や提案がしやすく、信頼できる依頼先を見つけることが大切です。
*『住まいづくりノート』とは…
どんなものでもよいので、住まいづくりのことを記録するためのノートを用意して、『住まいづくりノート』と名づけ、ご自分の住まいに関わることを記録したり、細かなことも書き込んだりしてまとめておくと、依頼先との打合せなどに非常に役にたちます。

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1、住みたい家のイメージ作り・・・どのようことをすればよいのですか?

A、イメージづくりは、家族みんなで一緒に進めるのがよいでしょう。将来にいたる暮らし方の変化からインテリアや住まい方、間取りについてなどを話し合い、整理をします。イメージづくりに必要なそれぞれのポイントや方法をお話します。

1、暮らしの変化について考える。
簡単な家族年表を作ってみましょう。家族全員の名前と年齢を記入し、10年後、20年後30年後・・・家族のそれぞれがどこで何をしているか想定して書いてみましょう。ここで将来同居する予定がある人がいる場合は、その人の将来についても書きましょう。するとこれから計画する住まいの使われ方が、将来どのように変化して行くかが見えてくると思います。


2、住まいのイメージ、家族で会議。
次に家族それぞれで、“好きなもの、嫌いなもの”を集めてみましょう。まずノートを一冊用意します。そこに雑誌や広告などからインテリアや住まい方に関する写真を集め、好き、嫌いで家族それぞれスクラップします。貼り終えたら“どこが”や“なぜ”の理由を書き込みましょう。住まいをキーワードにした家族のコミュニケーション、家族の意外な発見に繋がるかも知れませんね・・・。


3、間取りを考える。
みんなのインテリアや住まいのイメージがある程度解ったら次はプランの検討です。依頼先にお願いする前に家族で簡単に、欲しい間取についての話し合いをしましょう。特にロフトや地下室、オープンキッチンなど、最近のトレンドではあるけれど、どんな利用の仕方を考えていますか?もし計画するのであれば、将来にわたっての具体的な使い方を考えてみましょう。最初にきちんと計画してないと意外に活用できない場合や使い勝手が悪い場合もあるようですよ・・・